◆黒谷和紙の色の定番
先日、黒谷和紙の里へ行き、まだ熱冷めやらぬ店長佐々木は、週末に早速購入した和紙で新たなノートのデザインに取りかかっています。
美しく染められた黒谷和紙。
色がとても気に入って購入しましたが、もう同じ色はないとのこと。
昔から変わらないように見える和紙ですが、やっぱり時代時代で流行りがあるようです。
写真ではわかりにくいですが、赤紫の地色に少し紺が混じっています。その混じり具合がとても綺麗。
主張をしすぎないその色は、店長佐々木の心を鷲掴みに(笑)
黒谷和紙協同組合の前理事長が漉かれた和紙だそうで、当時は人気のあった色の付け方だったとのこと。
ただ現在でははこのように少しだけ違う色を混ぜて漉くことは定番ではないそうです。
和紙の色やデザインにも流行りがあるんですね。
「記-sirusu-」で購入させていただいた(全部買い占めともいう(笑))16枚で最後。
そんな見ほれて買った和紙に、工房に戻ってから手揉みと糊加工をしました。
手漉きの和紙は本当にしなやかで強い。
揉み加工をしていると、違いが明確にわかります。
糊加工を行うと、色がさらに鮮やかになります。
◆新しいデザインの構想と伝統
暮らしに和紙を、もう少しおしゃれに気軽に取り入れていければいいな。
黒谷和紙工芸の里へ伺い思ったこと。
手漉きの和紙は、職人の手仕事でつくられています。伝統工芸を後世に残していく。
ただ、デザインが今の時代に合わない場合もあります。
逆に新鮮に映る場合も最近は多いですね。
とにかくまずは知ってもらうこと。
それと同時に、新たな組み合わせやデザインで、伝統のある物を身近に使えるものにしていくことが大切だと思っています。
新たな組み合わせやデザインをすることで、新鮮な出会いになると考えています。
「黒谷和紙を使ったデザインノート」を製作していきます。
和紙を使ったWA sirusuシリーズとして、令和元年11月25日にリリースしました。
