表紙の手ざわりと質感
「手ざわりがすごくいいですね」
オーダーノートを始めて手にしてくださった方からいただく嬉しい言葉。
でも、ネットショップでお伝えするのが一番難しいところ。
今日は、それぞれの表紙をアップで、店長佐々木が詳しくお伝えしたいと思います。
オーダーノート「gerbera」は白と紺の2種類。
刺繍をほどこしたようなデザインなので、布地のような紙を使って製本をしています。
ザクッとした帆布のような手ざわりで、店長佐々木の一番お気に入りの紙。
社長兼、シルク印刷の職人の小野が布地のような紙にどのように刷るか苦闘する細い線。
シルクで出せる線の細さは、刷れる枚数や、スクリーンの「め」のサイズなど、様々なことから決める必要があるため、デザインと印刷でギリギリのやりとりをしています。
ざっくりとした布地のような質感に手刷り印刷の微妙な擦れで、刺繍のような雰囲気となっています。
オーダーノート「hana」も薄いピンクとグレーの2色展開。
店長佐々木のお気に入りのデザインですが、写真で一番伝わりにくいのが難点。
波のような凹凸のしっかりした質感の紙に、大きな花と線のデザイン。
最初はグレーのみだったのですが、紫に近い薄いピンクの紙は、背表紙「濃い赤」と合わせるとパッと華やかに。
どうしても手に取っていただきたいとピンクもご用意することにしました。
花は白で印刷をしてあるので、光の当たり方ではっきり見えたり、うっすらと見えたり。
表情のあるノートです。
オーダーノート「chidori」「tubaki」「lotus」は同じ種類の色違いの紙
洋紙だけれど、和紙のような風合いをもつこの紙は、色も少しくすんだ感じで落ち着いた印象。
すこしだけ和テイストのポップな柄と合わせることで、可愛らしい雰囲気に。
手ざわりが柔らかい風合いのノートです。
オーダーノート「popcorn」は一番シンプルな紙
シンプルな白い紙ですが、少しだけ凹凸があります。
緑のとうもろこしに黄色のポップコーンの2色刷り。
色が重なっているところは、2色とも見えるのが可愛いいポイントです。
使うインクの種類によって、表現を変えることができるのが手刷り印刷ならではです。
オーダーノート「dryflower」は、紙はサラッとシンプルだけれど色は結構複雑
グレー1色のように見えますが、近づいて見るとブルー系やベージュ系などが複雑に混じりグレーに見えているのがわかります。
グレーという色は、一見地味ですが、絵を描く時なども、どこかにグレーを入れておくことで落ち着くんです。
お洋服のコーディネートで原色を使われる時などは、どこかグレーを入れると落ち着きますよ。
一番シンプルな手ざわりの紙ですが、色はシンプルなようで複雑。
紙はまだまだたくさんの種類があります。
色々な紙の手触りや雰囲気と、新しいデザインを提案していきたいと思っています。
こんなデザインのノートがあったらいいな。
この色も作って欲しいなど、ご要望があればぜひお寄せくださいね。