「やっとゆっくり飲めます」
すいません、店長佐々木です。
ショップオープン後初の記事の書き出しが「やっと飲めます」はどうかと思いながらの本音です。
ネットショップ開業の大変さを身にしみて感じたここ数ヶ月でした。
ネットショップのシステム構築はWeb制作会社にお願いしたのですが、サイトのデザイン、写真撮影、文章作成などは自分たちで行いました。
その中でも一番大変だったのが、写真撮影。
「記」の商品撮影は、代表の小野が担当。
工房に撮影セットを準備して撮影をしたのですが、まずは撮影数の多さにびっくりしました。
オーダーノートの表紙はオープン記念を合わせて10種類。
それにそれぞれ背表紙の組み合わせが6色。
10×6=60
オーダーノートだけで、実は60種類の商品ページが存在することになるんです。
見通しをしっかり持たず、イメージだけで「オーダーノートの表紙は10種類だし」などと思っていた私は、Webサイトのデザイン画を並べてみて「唖然」としました。
60種類の商品にそれぞれリングのアップや背表紙などの写真が4種類・・・・
などと考えて行くと、無限ループに陥りました。
そしてその無限ループの写真を、1度ならず、2度3度と撮り直すことになろうとは、当初の私たちは考えてもいませんでした(笑)
なんでもそうですが、写真って数を撮れば撮るほどうまくなるんですよね。
その上、社長の甥っ子さんが元カメラマンということで、撮影のコツを教えてもらったことは大きかった。
最初の頃撮った写真なんて、まあ見れたもんではなくなります(笑)
最初の頃の写真には、いろいろな小物が登場しています。
ごまかしの小道具(笑)
「なんとなくオシャレな写真」を目指す! みたいな感じです。
それが次にはごくごくシンプルになっていきます。
そして最後に大切なのは立体感。
ここで最初の写真と大きく変わってきます。
この写真はよく見ると浮かせているのがわかりますか?
その立体感が、写真の命でもあるライティングにより影を作り出し、シンプルなのに綺麗な商品写真に大きく近づきます
そんな無限ループのように写真を撮り続け、最終写真を撮り終えたのが3月半ば。
Web制作会社の方には、大変ご迷惑をおかけしました。
いつもにこやかに「承知しました」と言ってくれる制作会社のお兄さんに、何度救われたかわかりません。
嵐のような数ヶ月を過ごしましたが、4月1日に無事オープンすることができました。
今後もできるだけ見やすいわかりやすい、そして気軽にお声をかけていただけるショップであるよう努力をしていきます。
あ、でも今日は美味しくゆっくり飲ませてください。