◆「記-sirusu-」のノートに使われている紙って何
オリジナルデザインのオーダーノートとスタンプなどの関連雑貨の通販ショップ「記-sirusu-」店長佐々木です。
「記-sirusu-」のノートに使われている紙って何?
時々そんな質問を受けます。
記のノートに使われている紙は、大きく分けて4種類。
「洋紙」
「和紙」
「ロクタ紙」
「びわ湖ヨシ紙」
オーダーノートとメモパットは洋紙のみでできています。
[rokuta]シリーズには全ての種類が使われています。
「洋紙」とひとことで言っても、そこには色々な紙が含まれています。
オーダーノートや[rokuta]シリーズの表紙や裏表紙の芯に使われている「板紙」
オーダーノートの表紙や裏表紙の「ファンシーペーパー」
ファンシーペーパーは色も豊富で、手触りや模様も豊富なので、デザインに合わせて色々と選ぶことができます。
ノート用紙として使われている「淡クリームキンマリ」も洋紙になります。
「和紙」が使われているのは、意外にも[rokuta]シリーズの表紙に貼られているポイントの白い部分のみ。
他には写真撮影の時に下に敷いて使うこともよくあります。
光のあたりが柔らかいので、とてもいい感じになります。
「ロクタ紙」は[rokuta]シリーズの表紙に
「びわ湖ヨシ紙」は[rokuta]シリーズの裏表紙と表紙や裏表紙の裏の部分になる「見返し」という所に使っています。
◆そもそも洋紙と和紙は何が違うの?
「洋紙」はパルプ(主に木材)から作られており、細かく砕いた繊維をからませ、平らに伸ばして固めて作られています。
ほぼ機械生産のため、和紙に比べると価格は安め。手触りも色々な種類を作ることができるのがいいところです。
「和紙」はコウゾやミツマタなどの植物の繊維から作られているため、一本一本の繊維が長い。
繊維の長さから手漉きが向いています。そのため洋紙に比べるともちろん価格は高くなってしまいます。
でも、その独特の風合いや柔らかさ、滲み(にじみ)や染めができるなど魅力的な日本古来の紙です。
「ロクタ紙」の原料の「ロクタ」は和紙の原料のミツマタの原種とも言われており、とても繊維が長い。
ロクタ紙も手漉きで作られており、店長佐々木の印象は「和紙ご先祖様」のよう。
「和紙」も「洋紙」もそれぞれの良いところがあり本当に好きです。
紙好きの店長佐々木は、端っこもどうしても捨てることができないので、色々な物を作っています。
その一つが工房のタペストリー。
手揉み加工をした後にカットをするので、端材もとても味があります。
あえて色々な大きさを活かしてタペストリーにしました。
限りある資源から作られる紙。
それぞれの良さを最大限活かして大切に使っていかないといけませんね。